Ministry of Sound Expands Capabilities with Dante and Vi3000 Upgrade

Ministry of Sound, London United Kingdom

Ministry of Sound(ロンドン)は、Harman社の最新機器およびディストリビューションネットワークを保有する会社であり、このたびSound Technologyの提供によりSoundcraft Vi3000およびRealtime Rackプラグインエンジンへとアップグレードしました。

「Si2コンソールも優れたパフォーマンスを誇るものでしたが、もっと表示が見やすく、様々なエンジニアがすぐに快適に使用できるようなプラットフォームを求めていました」と、Ministry of Soundプロダクションマネージャー、Chris Thoms氏は述べています。「Vi3000はサイズに見合った機能を備えています。そしてStuderの技術による音質は素晴らしいものです」

Realtime Rackプラグインエンジンは、Vi3000に装備されているMADIインターフェイスに直接接続が可能。さらに専用のBSS BLU-Linkカードをコンソールに接続することで、コンソールとBSS Soundweb Londonオーディオネットワークの間での32 x 32デジタルインターフェイスを実現しました。Soundweb LondonはHarman Professionalが提供するオーディオプラットフォームであり、Danteに対応したBLU-806プロセッシングへとアップグレードされています。

「BLU-806によるDanteブレイクインとVi3000のBLU-Linkカードにより多数の出力が可能になり、従来のデジタル-アナログ変換プロセスをバイパスできる環境が整ってきました」と、Thoms氏は述べています。

今回の導入事例では、Dolby Atmosサウンドシステムも配備され、トップエレクトロニックアーティストが参加するクラブイベントに素晴らしい効果を発揮しています。

Sound TechnologyのプロジェクトチームリーダーであるBen Todd氏はこう述べています。「新しいコンソールとDSPのおかげで既存のシステムを無理なく、整然と拡張することができました。このアップグレードにより、Dolby Atmosマルチポイントサラウンドをコンソールよりコントロールすることも、DSPでコントロールすることもできます。Chris氏と彼のチームは、この強力で柔軟なインターフェイスにより今までにない革新的なアプローチが可能になり、また今までの限界を超えることができるのです」

SoundcraftのVM2 Vistonics Microphone Monitoringは、クラブで使用されているAKG DMS 700デジタルワイヤレスマイクシステムの全チャンネルをVi3000コンソールから直接モニターおよびコントロールできます。

最後にThoms氏はこう述べています。「新しいコンソールとインフラストラクチャのアップグレードにとても満足しています。導入プロセスで私たちがSound Technologyから受けたサポートは、いつも通り素晴らしいものでした」

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